●内 容
本書は、バイオ系大学院生を対象として、生物化学の中でも生命科学に関連するDNA(遺伝子)、タンパク質、代謝、細胞、工学への応用の5つのセクションに分類して重要な項目を解説し、大学院の基礎知識を身につけるための教科書である。
各テーマは、東京工業大学大学院・生命理工学研究科でそれぞれを専門分野とする13名が執筆している。生物化学の共通原理が理解でき、さらにバイオ系への展開へとつなげる個性的なテキストである。
これからバイオ系の大学院をめざそうとする大学生や、生命系の生物化学を学習しようとする社会人の方々に大いに利用していただける内容となっている。
●目 次
執筆者一覧
まえがき
1 ゲノム情報の継承と細胞増殖
2 原核生物における遺伝子発現とタンパク質生産の効率化
3 核内受容体
4 タンパク質の構造と機能
5 原核生物におけるエネルギー代謝の多様性
6 微生物の代謝制御
7 真核生物の代謝制御
8 がんの生物学
9 発生工学を用いる個体レベルでの遺伝子操作とその応用
10 ほ乳類細胞培養の基礎と応用
11 微生物を用いた排水の浄化
付録
参考書
索引